【より深く診るために】
- iotniida
- 5月26日
- 読了時間: 2分

~これからの鍼灸美倫堂について~
開院以来、多くの方のお身体と向き合う機会をいただいてまいりました。
同じ病名であっても、その背景や身体の状態は実に様々です。
近年特に感じるのは、身体の不調を取り巻く環境そのものが変化していることです。
例えば子供達を見ても、以前のように外で身体を動かして遊ぶ機会が減り、ゲームやスマートフォンに触れる時間が増えています。
もちろん時代の変化そのものを否定するつもりはありません。
しかし、身体を十分に使わずに成長した場合、本来備わっているはずの身体機能や回復力の発達に影響が出ることがあります。
そのため、一見同じような筋肉や関節の不調であっても、背景にある身体の状態は以前より複雑になっていると感じることがあります。
大人においても同様です。
睡眠、食事、ストレス、人間関係、情報過多など、様々な要因が重なり合い、不調の原因が一つではないケースが増えています。
そして原因が複雑であるほど、本来治療には時間が必要になります。
だからこそ私は、一人ひとりのお身体をより深く理解し、より的確な施術につなげるための研究と研鑽が必要だと考えるようになりました。
当院では藤本家・和風流の脈診治療を軸としております。
脈の「形」を診る脈状診によって、その瞬間のお身体の状態を丁寧に捉え、必要な刺激を見極めていく治療です。
しかし私自身、まだ学びの途中にあります。
今後はさらに使用する経穴(ツボ)や治療の組み立て方への理解を深め、同じ目的地へ至るための道筋を増やしていきたいと考えています。
一つの方法に固執するのではなく、その方のお身体にとって最適な選択肢を広げていくこともまた、治療家として大切な研鑽だと思うのです。
そのため2026年7月より、診療日程および施術枠の一部見直しを行うことといたしました。
研究や検証の時間を確保し、それを再び臨床へ還元していく。
その積み重ねによって、より質の高い施術をお届けできるよう努めてまいります。
また、これに伴い、これまで院内対応をしていたスタッフが不在となる時間帯も増え、一人体制での対応となる場面がございます。
ご不便をおかけすることもあるかと存じますが、ご理解いただけましたら幸いです。
鍼灸美倫堂はこれからも、一回一回の施術を大切にしながら、お一人おひとりが本来持つ生命力と真摯に向き合ってまいります。
これからの鍼灸美倫堂も、どうぞよろしくお願いいたします。

コメント