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健康を先行管理するという考え方⑥

iotniida
8月23日
読了時間: 3分


〜感情と内臓の深い関係〜


前回のブログでは、


手首の脈に現れる28種類の形から、身体の内部の状態を読み解く「脈状診」についてお話ししました。


実は、この脈の形を変化させる大きな要因が、日々の食事や睡眠だけでなく、私たちの「感情の動き」にあります。


東洋医学では古くから、


心と身体は切り離せない一つのもの(心身一如:しんしんいちにょ)


として考えられてきました。


今回は、日々の「思い悩み」や「イライラ」といった感情が、どのように内臓へ影響していくのか、その興味深い仕組みを紐解いていきましょう。


⸻


感情の癖が、内臓の不調を引き起こす


現代でも、


「ストレスで胃が痛くなる」


という表現をよく使いますが、


東洋医学ではこれをさらに細かく、特定の感情と特定の臓器を結びつけて分析しています。


例えば、


・ずっと思い悩むことが多いと、

 「胃腸(脾)」の働きが滞り、食欲不振や胃の不快感が現れやすくなる。


・いつも怒りを感じていたり、イライラしやすいタイプであれば、

 「肝臓(肝)」の巡りが悪くなり、頭痛や目の疲れ、自律神経の乱れに繋がりやすくなる。


このように、感情に関わる「心の癖」から、特定の臓器の不調が起きることは決して少なくありません。


私たちが脈を診る際、こうした感情の起伏によって現れる変化も、しっかりと指先から受け取っています。


そのため、ときには初めてお会いした方であっても、


脈やお身体から伝わるサイン(体表観察)を、数千年にわたり受け継がれてきた歴史書と照らし合わせることで、


日頃どのような負担を抱えやすいか、身体へ現れやすい傾向が見えてくることもあります。


⸻


食事管理と同じくらい大切な「精神のコントロール」


健康管理といえば、


多くの方がイメージしやすいのは「食事の管理」や「適度な運動」でしょう。


もちろんそれらも大切ですが、


それと同じくらい、あるいはそれ以上に、


「精神的なコントロール」


は健康を維持するための重要な要素です。


なぜなら、精神的な状態によって、日々の生活リズムそのものが大きく変わってしまうからです。


東洋医学の知識があれば、


「最近イライラしやすいのは、性格だけの問題ではなく、身体のバランスが崩れているサイン(メーター)かもしれない」


というように、自分の心身を客観的に捉えやすくなります。


健康管理とは、ただ身体を動かすことだけではありません。


こうした「自分の感情の癖」に気づき、


内臓のバランスを崩す前に整えていくことも、


とても大切な健康管理なのです。


⸻


あらゆる場面で活きる「健康の先行管理」


健康状態は、日々の生活や仕事のパフォーマンスとも深く関係しています。


例えば組織の中でも、


「この部署では昔から同じような不調が多い」


ということがあります。


そうした背景を丁寧に見ていくことで、


働き方やストレス環境の問題点を、早い段階で見直すヒントになることもあるでしょう。


これは個人においても同じです。


身体へどのような負担が蓄積しやすいのか。


感情の癖によって、どこへ無理が現れやすいのか。


それを知り、崩れる前に整えていく。


それこそが、


「健康の先行管理」


の本質なのです。


感情を穏やかに整え、


内臓の働きをスムーズに保つこと。


それが、晴々しい日々を長く続けるための土台になっていきます。


次回予告


未来への投資「健康貯蓄」という考え方


「若いうちは無理をしても寝れば治るけれど、年齢を重ねるとそうはいかない……」


そんな実感を抱いたことはありませんか?


次回は、お金の投資と同じように、


若ければ若いほど、


そして今この瞬間から積み重ねるほど未来に効いてくる


「健康貯蓄」


の考え方についてお話しします。


年齢を重ねた時に現れてくる「回復力」の違いについて、一緒に考えていきましょう。

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